今だからこそできること  副教会長

  皆さんから少し遅れて先日、新型コロナウィルスのワクチンの一回目を接種しました。もちろんこのワクチンに対して色々な考え方があることは承知しています。その上で接種させていただくことに決めたのは、様々なアナウンスの中のひとつにあった、接種することが自分のためだけではなくて周りのためになるということが、強く心に染みたからです。教祖様のみ教えの中に「自分のことは次にして、人の助かることを先にお願いせよ。そうすると、自分のことは神がよいようにしてくださる。(天地は語る371)」というものがあります。私がこのワクチンを接種させていただくことで信者さん方が安心してお参りができますように、そしてまた私と関係ある人たちが安心して過ごすことができますように、と祈りながら接種させていただきました。後のことは神様にお任せして、諸々のご用に支障がないようお願いさせていただきました。二回目の接種もそのようにご祈念させていただきたいと思います。

 そう祈りながらも接種券が届いたときには早く接種したいという気持ちが先に立ち、すぐにかかりつけの病院に電話をし、気づけば何も考えず空いている日を予約してしまいました。しかし後々考えますとすっかり忘れていましたが、その日は教会長の二回目の接種と決まっていて、それでは教会ご用に差支えがでてきてしまうので慌ててキャンセルしたということがありました。日にちのお繰り合わせを願うということを失念していた結果です。病院の方にもご迷惑をおかけして本当に反省しています。

 その後、ご都合お繰り合わせを祈りながら、かかりつけの病院では空きがないということで、集団接種の方で予約を取らせていただきました。予約ができた日は自分の中で大きなご用が一段落した数日後で、教会ご用にも差支えのない日程でした。本当にありがたかったです。そして無事接種させていただきました。

 今回のことでしっかり順番を踏んで祈ること。そしてまず人の助かりを祈ることの大切さを改めて思い返すことができました。
 このコロナ禍といわれる昨今。本教の信奉者として、自分たちのことよりなによりも社会全体がそして世界が立ち行くように願っていきたいですね。


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